耐用年数ってどんな意味?外壁工事の決め手は3つ!
「まだ築後10年だし、外壁はキレイ」と思っていませんか。
実は外壁に施工されている外壁塗装は、おおよそ10年程度でメンテナンス時期を迎えるのです。
そこで、今回の記事では外壁にまつわる耐用年数をヒントに、外壁工事の3つの決め手を紹介します。
ぜひリフォームの目安にお使いください。
そもそも耐用年数とはどんな意味なの?
外壁塗装や外壁材のお話になると、よく「耐用年数」という用語が頻出します。
では一体、耐用年数とはどんな意味なのでしょうか。
耐用年数は主に2つの意味で使われる用語です。
まず1つ目は「会計用語」です。
耐用年数は会計処理を行うときに考える必要がある「減価償却」について使う用語です。
減価償却とは、その製品本来が持つ効果が持続できる年数を指します。
もっとわかりやすく言うと、製品がどれぐらい持つのか、会計上の数字で考える、という意味です。
会計上の耐用年数は細かく国税庁によって定められており、インターネット上には耐用年数表も公開されています。
もう1つの意味での耐用年数は「製品などの寿命」です。
こちらは先に触れた会計上の耐用年数とは異なり、メーカーなどが事前に公表している製品の寿命を意味します。
例えば、今回以下にて説明をする外壁塗装や外壁材については、製造しているメーカーがおおよその耐用年数を公開しています。
また、塗料や外壁材は非常に多くの数が流通しており、「このぐらい保つことができる」という情報も多くなっています。
今回は耐用年数でも「製品などの寿命」の意味で解説します。
外壁材や外壁塗装の耐用年数とはどんなもの?
住まいを外からガードしてくれる外壁材や外壁塗装も、製品である以上は耐用年数があります。
大切に家を扱っていても、紫外線や雨、雪による影響はどうしても受けてしまうので、耐用年数を見据えてメンテナンスやリフォームを行う必要があります。
適切な外壁工事を実施するためにも、まずは耐用年数の知識を身に付けましょう。
1.外壁塗装の耐用年数とは
外壁塗装における耐用年数はおおよそ10年前後に集中しています。
多くの住まいの外壁には、シリコン系塗料が使用されています。
このシリコン系塗料の耐用年数が10年前後のため、ネット上の多くの塗装に関する情報も10年程度でメンテナンスを進めています。
しかし、アクリル系やウレタン系の塗料はシリコン系塗料よりも耐用年数が短く、8年程度で劣化が認められることもあります。
外壁塗装に使われる塗料は、光触媒系などは15年を超える耐用年数の製品もあります。
このように塗料の種類によって塗装の耐用年数には開きがあります。
2.外壁材の耐用年数
外壁材の耐用年数は、おおよそ20~30年程度と言われています。
レンガやコンクリートなどは耐用年数が長く、30年を超えるものもあります。
しかし、地震大国日本においては下から突き上げる「直下型地震」の影響を受けると、頑丈な素材の外壁材にも亀裂が進行することがあります。
一般的に多く使われている外壁材はサイディングと呼ばれるものですが、サイディングの耐用年数は40年程度と言われています。
しかし、サイディング材は外壁塗装の状態の影響を受けやすいので注意が必要です。
また、昭和に多く使用押されていたモルタルも、耐用年数が30年程度と言われており、タイムリーにリフォーム時期を迎えている住まいも多くなっています。
外壁材には外壁塗装が施工されている
外壁材には上記のように色んな種類が存在していますが、コストパフォーマンスに優れていることから、現在多くのご家庭ではサイディング材が活用されています。
サイディングには金属や窯業などの種類があるのですが、どの素材であっても外壁塗装が基本的に施工されています。
サイディングは防水機能に乏しいという性質があるため、補うために塗装が施されているのです。
つまり、サイディング本体の寿命は40年程度と長くても、外壁塗装が剥がれている状態を放置してしまったら、サイディングは雨や雪にさらされてしまうことになります。
すると、どうなると思いますか。
耐用年数よりも早く劣化が進行してしまうのです。
この項でわかることは、外壁塗装の耐用年数が、外壁材にも影響してしまう、という点です。
外壁工事を実施しよう!耐用年数を迎えたら工事を
外壁の塗装や材料が耐用年数を迎えたら、外壁工事の実施を検討してみましょう。
では、ここからは外壁工事の種類について解説します。
外壁工事は2つに分けることができます。
1つ目は「塗装に関する工事」、そしてもう1つが「外壁材に関する工事」です。
塗装に関する工事とは
外壁工事の1つ目は塗装に関する工事です。
外壁塗装に劣化が見つかった場合や、色の退職に伴い美観が損なわれたら実施されています。
外壁材本体の工事よりも費用は抑えられる傾向がありますが、足場を必要とする工事のため、屋根工事(塗装や雨樋修理など)が同時に行われることもあります。
塗装に関する工事は屋根材本体には影響せず、塗装をやり直す工事です。
外壁材に関する工事とは
塗装の工事とは異なり、外壁材の張替えやカバー工事が該当します。
張り替えの場合は既存の外壁材を剥がし、下地からすべてをやり直します。
カバー工事の場合は屋根のカバー工法と同じ要領です。
既存の外壁材の上から新しい外壁材を張る、つまりカバーするためカバー工事と呼ばれています。
カバー工事の場合は既存の外壁材の解体が不要のめ、作業工程数が少なくなっています。
一気に外観を変えることができるので、大々的なリフォームをお手頃価格でやりたい方にも人気の外壁工事です。
一方で張替え工事はコストがかかりますが、断熱材を新調し、パワーアップさせることもできます。
これからも長く、同じ家に住まう予定の方は思いきった張替え工事もおすすめです。
外壁工事にかかるコストとは
外壁工事は全般的に足場を要するため、足場代が加算された費用が請求されます。
では、外壁工事にかかるコストとはどのようなものでしょうか。
コストの視点で言うと、塗装工事が一番安く、次いでカバー工事、最後に張替え工事が該当します。
張替え工事に至ると100万以上となっており、家の大きさによっては5~600万程度を要することもあります。
出来れば大掛かりな工事を避けるためにも、塗装の劣化の段階で一度リフォームを行っておくことがおすすめです。
まとめ
この記事では外壁工事について耐用年数の視点から詳しく解説を行いました。
外壁工事の種類も併せて紹介しましたが、お読みいただけましたでしょうか。
外壁部分はついつい劣化を見落としてしまいますが、定期的にプロのメンテナンスも行いながら長持ちさせることがおすすめです。
長崎県長崎市で外壁工事・屋根工事・水回りリフォームを請け負う株式会社まちのてらす
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