外壁工事で塗装を行う際に、知っておくべき注意点はありますか？

 

住宅の外壁部分は2つによって構成されています。
1つは外壁材、もう1つは外壁塗装です。

 

外壁塗装は外壁材を塗料によってカバーするものであり、外壁材を手厚く保護する役割があります。

 

では、外壁工事で塗装を行う際には、知っておくべき注意点はあるでしょうか。
この記事では安全な外壁塗装工事について解説します。

 

外壁塗装の工事はトラブルが多い？

外壁塗装はトラブルが多い、という噂を耳にしたことはありませんか。
実際に消費者センターには外壁塗装の契約や施工にともなうトラブルが寄せられています。

 

では一体、どんなトラブルが発生しているのでしょうか。

 

非常に残念なことに、外壁塗装の業者の中には強引な手法で契約を勝ち取ろうとするケースがあります。

 

例として、「ご自宅の外壁塗装は傷んでいますよ」とある日突然訪問し、契約の締結を促そうとするケースです。

 

こうした訪問販売のようなスタイルは優良業者が行うケースもありますが、悪質な業者も存在するため注意が必要です。

 

また、施工中が施工後にもトラブルは発生しています。

 

施工中は足場の組立てや養生などが必要になりますが、管理が不十分な業者が施工をすることにより周囲とトラブルになるケースもあるのです。

 

加えて、施工後は塗料の乾燥が不十分ですぐに剥がれてしまったり、ピンホールと呼ばれる気泡が浮き出てくることもあります。

 

せっかく高額の費用を払って外壁塗装を行ったのに、とがっかりすることは避けたいですよね。

 

外壁塗装のトラブルは多いとされているため、まずはしっかりと安心できる「業者選び」が大切です。

 

外壁塗装の業者選びで大切なこととは？

外壁塗装を安全に終えるためには業者選びが大切ですが、どうやって業者を選ぶと良いのでしょうか。優良な外壁塗装業者は３つの「〇〇力」がありますので、早速ご紹介します。

 

まず1つ目は「提案力」です。
外壁塗装には色んな種類の塗料があります。

 

しかし、塗料によっては高額な種類もあり、ご自身の予算をオーバーする可能性もあります。
優れた外壁塗装業者は「提案力」があり、予算にマッチングする外壁塗料を教えてくれます。

 

無理に高い塗料を勧めたり、強引に塗料を決めつけたりはしません。
色んな方向から塗料に関して提案してくれる業者を選びましょう。

 

2つ目は「施工力」です。
優れている外壁塗装業者は現場実績が多く、塗装も上手です。

 

施工力を見極めるためには実績数の多さや口コミの多さを参考にすると良いでしょう。
トラブルのない外壁塗装を実現するためには、手抜きが無く評価の高い業者を選ぶことが重要です。

 

最後に3つ目は「人間力」です。
外壁塗装に関しては先に触れたように強引な手法で契約を求める業者もいます。

 

しかし、顧客想いの視点があればこうした強引な契約にはならないはずです。

 

また、費用の説明や補修すべきポイントをしっかり伝えてくれるのは、「これから先も家を大切にしたい」という依頼者の気持ちに応えてくれるものです。

 

信頼できる外壁塗装業者は人間力が高く、一緒に素晴らしい外観を仕上げてくれる安心感があります。

 

３つのパワーを兼ね備えた外壁塗装業者を選ぶことで無用なトラブルを避けましょう。

 

外壁塗装を選ぶ際に費用における注意点はある？

トラブルが起きやすいとされる外壁塗装ですが、トラブルになりやすい項目として「費用」の問題が挙げられます。

 

では費用に関しては一体どんなトラブルが起きているのでしょうか。
費用のトラブルを以下の3つに分けて解説します。

 

１．費用説明が少ない

外壁塗装の費用は塗料だけが請求されるわけではありません。
人件費も必要です。

 

また、住宅全体を塗装する場合には足場も必要になります。
屋根に関しても同時に塗装を行う場合には、屋根に関する塗料や作業台も加算される仕組みです。

 

塗料の種類によって外壁塗装の費用は大きく異なる上、足場の外注費用などによって業者ごとに請求される費用に大きな乖離が見られるケースがあります。

 

実は、外壁塗装は「相場感覚」がちょっと掴みにくい工事なのですね。

 

しかし、ある業者が割安で、ある業者が高額の費用を請求したとしても、そこには理由があるケースも多く高額の費用を請求する業者が悪質とは限りません。

 

足場代や耐用年数の高い塗料を使っている、などの理由で正当な費用を請求しているに過ぎない場合があるのです。

 

そこで、外壁塗装の費用におけるトラブルを避けるためには、まずは「費用説明」が明瞭であることを重視しましょう。

 

「なぜこの費用が発生するのか」を明瞭に解説してくれる業者が安心です。

 

２．追加費用の請求

外壁塗装の施工後に追加費用を請求してくる業者があります。

 

このパターンでは、当初の見積もり費用が割安であり、安さに惹かれて契約をしたところ追加費用が請求されてしまうことが多いのです。

 

つまり、業者は当初から追加費用をするつもりで見積もりを割安にしているのですね。

 

こうしたトラブルを避けるためには、見積もりの際に「追加費用の有無」を聞いておくと良いでしょう。

 

また、注意点として安すぎる業者は選ばない、ということも重要です。
相見積もりを取得した際に説明もなく極端に安い外壁塗装業者は悪質業者の可能性があります。

 

３．高齢者だけで判断しない

外壁塗装の注意点としてはよく言われているのですが、「高齢者」は悪質な契約のターゲットになりやすいのです。

 

外壁塗装の強引な契約や高額請求については高齢者のみの世帯がターゲットとなる契約があります。

 

費用に関しても疑問があっても、高齢者の方が業者を断ることが難しく、契約を押し切られるケースがあります。

 

高齢者世帯の方々はこうした費用トラブルを避けるために、ご自身での判断が難しい場合にはご家族やご親族、消費者センターなどに相談をされると良いでしょう。

 

外壁塗装の注意点は他にもある？

外壁塗装を依頼する際には、その他に知っておくと良い注意点はあるのでしょうか。外壁塗装の決め手には職人による技術はもちろん重要ですが、塗料選びも大切です。

 

塗料には色んな種類があり、耐候性があるものや遮熱効果のあるものもあります。

 

業者からはぜひアドバイスをもらいながら、今のご自宅に必要な外壁塗装とは何かをじっくりとご検討ください。

 

外壁塗装の注意点を塗装の実施前に知っておくことで、大きなトラブルを避けることができますよ。

 

まとめ

この記事では外壁塗装の注意点を焦点とし、さまざまな方向から解説を行いました。
外壁塗装にはトラブルが多い印象がありますが、本記事を参考に安全な業者を選んでみてください。

 

また、塗料には色んな種類があります。
業者と相談を重ねてベストな塗料で外壁塗装を実施しましょう。