外壁工事にかかる施工期間はどのぐらい?工程や注意点を解説
「我が家もそろそろ外壁工事かも」そう思ったときが、ベストタイミングです。
外壁工事は主に塗装工事や外壁材の張り替えなどが考えられますが、住まいに大きな影響を与える工事のため「期間」が気になりますよね。
そこで、この記事では外壁工事にかかる施工期間について、工程や注意点も踏まえて解説します。
外壁工事にはどのぐらいの期間がかかる?
外壁工事の期間を知るにあたっては、まず外壁工事の概要を知ることがおすすめです。
外壁工事は主に3つに分けることができます。
外壁工事は3つに分けられる
まず1つ目は「外壁塗装工事」です。
この工事は外壁にあらかじめ施されている塗装が劣化した際に、「塗装リフォーム」として行われている工事です。
外壁塗装工事は住まい全体をムラなく塗り直すため、足場を必要とします。
そのため同じ塗装工事である屋根の塗装工事も、将来のメンテナンスコストを踏まえて、同時に行うこともあります。
2つ目は「外壁の重ね張り工事」です。
この工事はカバー工法と呼ばれる手法を使って行われています。
カバーとは上から重ねる、という意味のある英単語ですよね。
つまり、今ある外壁の上から、新たな外壁を重ねて張るという工事です。
既存の外壁を解体する工事が一切不要であるため、費用は抑えることができます。
重ね張り工事も外壁全体を工事するため足場の設置が必要です。
最後に紹介するのは「張り替え工事」です。
この工事は重ね張り工事とは異なり、下地の状態もやり直す大掛かりな工事です。
外壁工事の中でも最も大掛かりなものであり、一時的に住まいから退去をしてもらう必要があります。
雨漏りなどのダメージも修繕できるため、費用は掛かりますがリノベーションにも最適な工事です。
外壁工事の施工期間を工事別に解説!
外壁工事の概要がわかったところで、次に外壁工事の施工期間について迫ります。
1.外壁塗装工事の目安は2週間程度
外壁塗装工事の場合、施工期間の目安は約2週間程度です。
あれ、塗装だけの工事のはずが、時間がかかる…と感じたかもしれませんね。
先に触れたように外壁塗装だけの工事と言っても平屋ではない限り足場を組み立てる必要があります。
足場の設置工事、そして塗装終了後の解体工事でそれぞれ1日ずつ必要とするのです。
また、塗装は乾かす時間が必要なため、季節に大きく左右されます。
秋から冬にかけては乾きにくくなったり、梅雨時期は湿気で時間がかかる場合もあるのです。
また、あまりに暑い真夏日には作業を中断せざるを得ないこともあります。
塗装の耐久性を高めるためにも、焦りは禁物です。
おおよそ2週間程度は施工期間を要する、と知っておきましょう。
2.重ね張り工事の期間もおおよそ2週間程度
カバー工法でおなじみの重ね張り工事の場合はどうでしょうか。
こちらも外壁塗装工事と同様、工事に必要な期間は約2週間程度とされています。
重ね張り工事もまずは足場工事が優先されます。その後、今の外壁に深刻で見逃せないダメージは無いか再度チェックを行います。
その後、防水シートなどの施工を完了した後、新たなサイディングを張る工事を進めていきます。
雨天によっては作業を中断する必要があり、塗装工事のように気候に左右される側面があります。
塗装と比較すると塗料を乾かす工程自体は不要ですが、サイディングの工事にはシーリングと呼ばれる作業を行う必要があります。
この作業は外壁材との間に生じる隙間を樹脂成分で埋める作業です。
シーリング材を充填するとき、雨水が入らないようにする必要があるため、天候によっては作業を急いだり、先送りにする場合があります。
そのため約2週間程度は施工期間を要すると知っておきましょう。
3.張り替え工事は半月以上要することも
外壁工事の中でも一番大掛かりな張り替え工事は、基本的に半月以上はかかることになります。
住まいの大きさ人にも左右されますが、足場の設置後に既存の外壁材を解体し、修繕作業を要するためです。
外壁材の下の建材に雨漏りなどが発生していないか、ダメージがあれば適切に修繕を行っていきます。
次に下地や防水シートの新規設置をやり直し、最後に新しい外壁材を設置します。外壁材によってはサイディング工事となるためシーリングを実施して終了です。
修繕工事を要することから、少なくとも半月以上はかかります。
どの工程も天候に左右されやすいため、1か月程度要することもあります。
外壁工事に期間を短縮する方法はある?
外壁工事はどのような工程であっても2週間以上はかかることがわかりました。
この期間住まいはすっぽりと足場に覆われるため、少々息苦しく感じることはやむを得ません。
外壁を解体する張り替え工事は一時的な退去が必要なこともあります。
では、外壁工事の期間を短縮することは可能なのでしょうか。
結論から言うと、必要な作業を丁寧に実施するためには短縮は大変難しいでしょう。
乾きやすい時期の外壁塗装工事でも最低1週間はかかります。
短縮を行うには作業員の人数を増やす方法も考えられますが、その分人件費が上がります。
足場の設置・解体も日程に含まれる以上、1週間を切った作業を遂行することは事実上大変難しいのです。
工程を飛ばしてしまうと仕上がりに問題が発生します。
どうしても日程の確保が難しい場合には施工開始前に業者と相談をすることがおすすめです。
外壁工事の前にやっておくべきこととは
外壁工事の期間は2週間以上ですが、期間には含まれないものの「やっておくべきこと」があります。
では、一体どのようなことでしょうか。いわゆる工事の準備については以下のとおりです。
・周辺へのご挨拶
外壁工事は場所によって隣家にぎりぎりの位置で足場を設置する必要があります。
どうしても敷地の確保が難しい場合には隣家の敷地に位置日の足場設置を依頼する場合もあります。
外壁工事は近隣の方々にご迷惑をかけることも多いので、工事期間は周知することが必須です。
作業内容や車両の通過のご挨拶などを欠かさないようにしましょう。
・養生について
外壁工事の中は養生を必要とする作業があります。そのため、足場を使って飛散防止シートが掛けられます。
工事期間中はシートの中にあるものを動かしにくくなるため、自転車や物置内にある頻繁に使うような私財は別の場所に移動することがおすすめです。
まとめ
今回の記事では外壁工事の期間に注目しながらお送りしました。
外壁工事には3つの種類がありますが、工程を統計すると最低「2週間以上」は施工に必要とみておきましょう。
やむを得ない事情でどうしても短縮したい場合には、念入りに業者と相談を重ねることがおすすめです。
長崎県長崎市で外壁工事・屋根工事・水回りリフォームを請け負う株式会社まちのてらす
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