人気のサイディングはどう外壁工事する?工程内容を解説
外壁工事で人気の外壁材はご存じですか。
人気の外壁材は「サイディング」と呼ばれており、多くの住まいの外壁に、すでに採用されています。
新築の方、リフォームの方からのご指名も多いサイディングですが、どのように外壁工事で施工されているのでしょうか。
この記事ではサイディング工事の工程に迫ります。
サイディング工事は2種類ある
外壁材として愛用されている「サイディング」ですが、外壁にマッチさせる方法として2つの工事手法があります。
概要は以下です。
張り替え工事とは
サイディング工事の1つ目は「張り替え工事」です。
経年劣化が進んでいる外壁材を剥がして、新しい外壁材へとリフォームする工事を意味します。
張り替え工事は既存の外壁材を解体する作業があります。
古くなった外壁材は塗装が剥がれており、すでに外壁材本体の内側(建物側)へと雨が浸透している場合があります。
張り替え工事は既存の外壁材を外したら、内側の点検も行い、必要箇所の補修を行います。
重ね張り工事とは
サイディング工事の2つ目は、「重ね張り工事」です。
重ね張り工事は今ある外壁材の上から新たな外壁材を貼ります。
つまり、外壁材が単純に「二重」になります。
既存の屋根を外さないため、外壁材の内側の補修を丁寧に行うことはできません。
しかし、解体費用が発生しないことや、防音力がアップするなどのメリットがあります。
かつて日本の家屋に多く採用されていたモルタルの上からもサイディングは貼ることができ、人気のある工事の1つです。
張り替え工事の工程の期間はどのぐらい?施工の流れは?
張り替え工事は天候に左右されますが、おおよそ2~3週間内で完了する工事です。
なお、屋根工事と同時にリフォームする場合は、この限りではありません。
もう少し時間を要する場合があります。張り替え工事の工程は以下の流れです。
1.足場設置
外壁材の解体に備えて、まずは足場の設置工事が行われます。工事費用の中に足場に関する費用も加算されています。
2.養生
足場の設置後は外壁材の解体作業によるホコリや騒音がトラブルにならないように、養生シートの施工をします。(騒音がゼロになるわけではありません。)建築中の住まいなどがすっぽりとシート内に収まっている様子を見たことがありませんか。このシートを養生と呼びます。
3.解体工事
既存の外壁材を外す解体工事を実施します。
4.補修工事
既存の外壁材を外したら、下地部分などの細やかな補修工事を行います。
5.新規の外壁材の設置
補修後は防水シートを貼り直し、新しい外壁材としてサイディングを貼ります。既存の外壁材とはガラリとイメージを変えることも可能です。設置後はシーリングと呼ばれる作業が行われます。シーリングはサイディング材の隙間を充填する作業です。
6.足場の解体
最後に足場をスッキリと解体し、全体を清掃して終了です。
重ね張り工事の工程の期間はどのぐらい?施工の流れは?
では、カバー工法と呼ばれる方法で施工を行う重ね張り工事の場合には、工事期間はどのぐらいでしょうか。
カバー工法は解体工事が行われないため、張り替え工事よりも施工期間が短く、おおよそ2週間程度で完了します。
重ね張り工事の工程の流れは以下です。
1.足場の設置
張り替え工事と同様、重ね張り工事の場合も高所作業を伴うため、足場の設置からスタートします。もちろん、重ね張り工事の場合も足場の費用は加算されています。
2.養生後、必要箇所の塗装・補修
養生後は軒天など、カバー工事後も剥き出しとなる箇所について塗装や補修を行います。新しい外壁材に相応しい仕上がりになります。
3.サイディングの設置
重ね張りの工事には解体工事が要らないため、塗装や補修の作業が終わったらサイディングの設置工事が行われます。例として、金属サイディングの設置の場合は、胴縁と呼ばれる部分に新しい外壁材である金属サイディングを打ち付けるように貼り付けていきます。建物に合わせて、サイディングは横に貼ったり縦に貼ったりします。重ね張り工事もデザインが自由に選べる工事です。張り替え工事と同様に、設置後はシーリングの作業が行われます。
4.足場の解体
サイディングの重ね張りが完了すると、最後の足場の解体を行い、工事が完了します。
外壁工事に施工内容に悩んだらどうする?
上記で解説のように、外壁工事の一環として行われているサイディング工事には2つの種類があり、一体どちらの工事が自宅に適しているのかわからないかもしれません。
では、工事の施工内容に迷ったら、どちらを選択すべきでしょうか。
サイディング工事の決め方
サイディングを使って外壁工事の施工をする場合には、どのように工事内容を決めるべきでしょうか。
結論からいうと、まずは外壁の専門業者に依頼をして「メンテナンス」を受けることがおすすめです。
定期的にメンテナンスを受けることで、外壁材のダメージを早期に見つけ、大掛かりなサイディング工事を先送りにする効果を得られます。
外壁材に軽微なダメージが見つかった場合には、以下の対処が考えられます。
シーリングの補修工事
外壁材の隙間を埋める効果があるシーリングは、築後8年~10年程度の経過で樹脂が劣化し、剥がれてくることがあります。
シーリングの補修は外壁材の内側へ雨水が侵入することを効果があります。
塗装工事
メンテナンス時期の目安としては新築後10年目が1つの区切りと言われています。
新築後10年後は、外壁に使用されている塗装が劣化し始める時期です。
今回はサイディング工事について触れていますが、塗装が劣化している場合には外壁工事の一種である「塗装工事」を行うことで外壁材本体の寿命を延ばすことが可能です。
しかし、塗装はあくまでも塗装、外壁材本体をコーティングする効果に留まります。
外壁材自体が劣化している場合には、今回解説の張り替え、もしくは重ね張りの工事を検討することになるでしょう。
このように、サイディングの設置以外にもメンテナンスを行っておくと細やかな補修を行うことが可能です。
放置されがちな外壁ですが、こまめにメンテナンスをしておきましょう。
まとめ
この記事では外壁材の人気種類である、「サイディング」に注目し、外壁工事の工程について詳しく解説を行いました。
外壁工事は住まいの外装部分を美しく、健康に保つために欠かせない工事です。
メンテナンスを定期的に実施し、美しい外観を保ちましょう。
そして、ダメージが目立つようになったら、ぜひサイディング工事をご検討ください。
長崎県長崎市で外壁工事・屋根工事・水回りリフォームを請け負う株式会社まちのてらす
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