外壁工事はどんな時期に行う?リフォームの正しいタイミングを知ろう
住まいの外観はいつまでも綺麗に保ちたいですよね。
しかし1年365日、外部に晒され続けている外壁はいつの間にか塗装が剥げてしまうものです。
では、外壁塗装をリフォームする場合にはどんな時期に行うと良いでしょうか。
この記事では外壁工事の正しいタイミングを解説します。
外壁塗装にリフォームは必要?
住まいの外観を色んな素材でコーディネートしている外壁材は、性能を高めるために「外壁塗装」を実施しています。
外壁塗装には色んな種類の塗料が使われており、近年人気の光触媒塗料、ハウジングメーカーなどが積極的に使用しているシリコン系塗料、価格も低く安定した人気のあるアクリル系塗料などが人気です。
塗料は耐候性や耐水性といった機能をプラスするだけでなく、外壁を色とりどりに染めてくれるため、ほとんどの住宅に実施されていると言っても過言ではありません。
外壁塗装には外壁材本体の劣化を防ぐ効果がありますが、その一方で弱点があることも事実です。
それは「耐用年数」です。
外壁塗装に使われている塗料は半永久的なものではありません。
おおよそ10年程度~20年程度で塗装は劣化してしまうのです。
特にアクリル系塗料の中には塗装後10年を迎える前に劣化してしまうこともあります。
つまり、長く大切に住まいを守っていくためには外壁塗装の定期的な「塗り替え」を行う必要があるのです。
塗り替えのタイミングはどう決める?3つのポイントとは
外壁工事においては適切に塗料を塗り替えることが必須なのですが、塗装工事は足場を必要とし家全体を再度塗り直そうと思うと予算が100万を超えることもあります。
外壁塗装が傷む時期は屋根の塗装や屋根材本体も傷んでいることが多いため、家の外観全体を修復せざるを得ないことがあるのです。
でも、予算を考えると施工を躊躇してしまう気持ちも納得できます。
そこで、劣化が進行してしまう前にまずは「塗り替えのタイミング」がどのようなものか知っておきましょう。
下記3つのポイントに沿って外壁塗装のリフォームを解説します。
1.自宅に何の塗料が塗られているのか知ろう
外壁塗装に使われている塗料には耐用年数がありますが、塗料の種類によって異なります。
ご自宅の適正な塗り替えのタイミングがわからない場合には、まず今使われている塗料を調べてみましょう。
新築時に契約した書類に書かれていることがあります。
また、無料のメンテナンスを実施している業者も多いので依頼してみることもおすすめです。
プロの目線で確認すれば現在使われている塗料の種類がわかります。
なお、無料のメンテナンスはリフォームの契約を強制されるものではないのでご安心ください。
塗料の種類が分かると耐用年数がわかるので、適正なリフォーム時期が把握できますよ。
2.劣化がどんな症状なのか知ろう
外壁塗装は残念なことに耐用年数の経過を待たずして劣化が進行することがあります。
そこで、劣化の具体的な症状を知っておくことで、自身で劣化に気付くチャンスが増えます。
例として、外壁塗装の劣化が進行すると以下のような症状が起きます。
・白い粉が手や衣類に付着する(チョーキング)
・塗膜がかさぶたのように剥がれてしまう
・塗装直後よりも外壁塗装の色が退色している
・ひび割れがあちこちに見られる
こうした症状に気付いたら早めにリフォームを決めましょう。
症状を放置してしまうと雨漏りに発展し、外壁材に雨水が浸透してしまう可能性があります。
症状が軽い段階でメンテナンスを行い、必要な補修を行うことが重要です。
3.外壁材の素材や築年数にも配慮を
外壁塗装は塗料の耐用年数に左右されますが、外壁材本体にも寿命があります。
塗料よりも外壁材本体の寿命の方が長いですが、塗装もリフォームしないままだと外壁材本体の寿命によって家全体が劣化をする可能性があります。
築年数の経過によっては屋根材の劣化なども進行するので注意しましょう。
外壁材の寿命は窯業系や金属系のサイディングで20年程度~30年程度、昭和に多く建設されたモルタル系の建物で30年程度、コンクリートで60年以上、等と言われています。
しかしこうした外壁材の寿命は外壁塗装が剥がれたままになっていると劣化が著しくなるので注意が必要です。
わかりやすい塗装時期は10年!まずはメンテナンスを
さてここまでは外壁塗装の塗り替えを知るタイミングについて解説しましたが、もっとわかりやすい塗り替えの目安について改めて解説していきます。
外壁塗装のベストな時期は、築後・塗装後から10年程度とされています。
中古住宅にお住まいの場合は再塗装後から10年を1つの目安としましょう。
先に触れたように塗料には耐用年数がありますが、塗料の耐用年数の平均値を求めるとおおよそ10年前後が1つの目安です。
例として、ウレタン系塗料で10年前後、アクリル系塗料で8年前後、そして耐用年数が優れていることで知られるフッ素系塗料で15年前後が耐用年数の目安です。(ただし耐用年数は塗料を販売するメーカーによっても異なります)
10年前後に差し掛かったら外壁塗装はリフォームの時期を迎えていると覚えておくと、劣化を放置しにくくなります。
塗り替えには季節の考慮は必要?
「よし、我が家の外壁塗装を塗り替えよう」と思ったら、季節に考慮をする必要があります。
ではどうして季節に配慮をする必要があるのでしょうか。
外壁塗装は塗料を使っている以上、塗料が乾きやすい季節を選ぶことがおすすめされています。
好天が続く春や秋が推奨されており、特に5月や10月は梅雨や台風の影響も少ないことからベストなシーズンとされています。
特に秋の塗装は台風一過によるメンテナンスの依頼も多く、外壁塗装業者の繁忙期として知られています。
このシーズンに外壁塗装を依頼できると良いですが、もちろんこの時期を外して塗装をすることも可能です。
気温は下がりますが降水量は少ない11月もオススメされているほか、梅雨直後の7月期などは真夏日を避ければ速やかに塗料が乾くので人気です。
ハイシーズン以外の塗装は外壁塗装が閑散期となるため費用も安く受けている業者もあります。
しかし、費用だけで決めるのではなく、複数の業者に見積もりを依頼し慌てずに決めましょうね。
まとめ
この記事では外壁工事の中でも塗装工事に注目し、詳しく解説を行いました。外壁塗装のタイミングは費用や季節も気になるところですが、劣化の進行が進むと雨漏りをはじめとする大きなリスクを抱えてしまいます。
早めにメンテナンスを実施し、適切なリフォームを実施しましょう。
長崎県長崎市で外壁工事・屋根工事・水回りリフォームを請け負う株式会社まちのてらす
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