外壁工事の種類を知ろう|外壁工事の詳しい内容や工事の決め方を解説
大切な住まいを守ってくれる外壁ですが、一体どんな素材でできていて、どんな工事の種類があるのか案外知らないですよね。
そこで、この記事では外壁工事の種類について解説します。
あわせて工事内容や決め方も紹介しますので、是非ご一読ください。
外壁工事の種類とは|3つの工事を解説
住まいを囲い込むように施工されている外壁ですが、工事をする際には一体どんな種類があるのでしょうか。
外壁工事の種類は以下の4つが挙げられます。
1.外壁塗装工事
現在日本の多くの家屋に活用されている外壁材には色んな種類があります。
その中でも、現在主流となっているのはサイディングと呼ばれる外壁材です。
樹脂系、金属系などの種類がありますが、現在日本で最も多く採用されているのは「窯業系サイディング」です。
窯業系サイディングはバリエーションも豊かであり、レンガ調に見えるものやシンプルで平面的なデザインのものまで販売されています。
個性も追求できる外壁材ですが、劣化すると色あせの症状が進行するので塗装工事を必要とします。
また、今も多くのご家庭の外壁材として活躍するモルタルも、劣化するとはがれの症状が進行するため、塗装工事が必要となる場合があります。
このように日本の多くのご家庭では、外壁材に塗装が行われており、劣化が進行したらなるべく早期に外壁塗装工事を実施する必要があります。
外壁塗装は外壁材を保護する目的で行われている他、サイディングのような一見シンプルな素材を豊かに表現するために行われています。
2.補修工事
外壁材には小さなひびが入ってしまったり、塗装の劣化にともなうチョーキングと呼ばれる現象が起きたりすることがあります。
外壁塗装の全体の劣化なら塗装工事を実施すれば良いですが、劣化の進行具合によってはコーキングの修繕や外壁材本体の小さなダメージを補修する必要があります。
補修工事はダメージが小さく、手が届く範囲であればDIYを行うこともできますが、2階以上の階に劣化症状が進行している場合には、怪我などのリスクも考えられるためプロに補修工事を依頼することがおすすめです。
クラックと呼ばれる乾燥性のひび割れ現象や外壁材に穴が開いている等の場合には、外壁材の奥の建築材にダメージが進行している場合もあります。
大規模な補修工事を必要とするケースもあるため、独断でDIYをする際は注意が必要です。
3.張り替え工事
外壁材が古くなり劣化が進行している場合には、外壁材を張り替える工事がおすすめです。
既存の外壁材を外し、新しい外壁材を張ることで家全体をリフォームする工事ですが、古くなった外壁材から新しい外壁材に変えることで、家全体の印象を素敵に仕上げる効果もあります。
特に多い工事はモルタルからのチェンジ工事で、古くなったモルタルからサイディングへの張り替え工事が行われています。
4.重ね張り工事
外壁材が古くなっても、リフォーム費用の兼ね合いでお手頃に抑えたい場合には、重ね張り工事を行うことがあります。
この方法は屋根工事におけるカバー工法と類似しており、既存の外壁材の上から新しい外壁材を重ね張りする方法です。
張り替え工事は一般的に200万円を超える工事費用が発生しますが、重ね張り工事の場合には100万円代後半から施工できるケースがあります。
なお、外壁材の奥にシロアリ被害や雨漏りによる影響が見られる場合には、重ね張り工事ではリカバリーができないため、張り替え工事を選択することが一般的です。
外壁工事はどうやって選択する?工事方法に迷ったら
外壁工事には紹介のとおり4つの種類がありますが、いざ自分が工事を決断しようと思っても、どんな工事を依頼すべきかわからないですよね。
工事方法に迷ったら、以下の2つをヒントに工事内容を検討してみましょう。
1.まずはメンテナンスをしよう
外壁は新築されたその日から経年劣化が始まります。
内装に影響を及ぼさないために外壁が設置されている以上、紫外線や雨風の影響を受けることはやむを得ません。
塗装が劣化し、次第に外壁材本体にもダメージが進行します。
そこで、外壁の色が退色している、ひび割れなどの劣化の症状を見つけたら、まずはプロによるメンテナンスを受けることがおすすめです。
ひび割れの症状によっては現状維持をすることもできますが、症状が大きい場合には早急に補修も含めて対策を行う必要があります。
どんな工事を行うのか判断をするためにも、メンテナンスを行いましょう。
では、メンテナンスはどのように判断すると良いでしょうか。
外壁のメンテナンスは、ずばり「10年程度」を目安にしましょう。
一般的に外壁に使われている塗装は耐用年数が10年前後だからです。
しかし、アクリル系塗料のように、塗料の種類によっては耐用年数が10年を切るものもあるので注意が必要です。
2.張り替え工事と重ね張り工事に迷ったら比較を
外壁に異常が見つかり、外壁材をチェンジする工事を決める場合には、張り替えを行うのか重ね張りを行うのかで費用も大きく異なります。
どちらにすべきか、決めかねる場合があります。
そんな時は以下に挙げる張り替え工事と重ね張り工事の比較を行うところから始めましょう。
1.張り替え工事のメリット・デメリット
既存の外壁を外し、張り替えする工事は古くなった外壁を外すので建物全体の耐用年数がアップします。
ダメージを受けている部分も無くなり、家全体を高額のリフォームを行ったような印象に仕上がるのもポイントです。
以上のようなメリットがある一方で、デメリットもあります。
さまざまな種類の外壁工事がある中で、張り替え工事は一番費用が高額です。
また、家の大きさによっては工事期間が長期化する可能性もあります。
2. 重ね張り工事のメリット・デメリット
既存の外壁を外さずにカバーする工法である重ね張り工事は、大きなメリットとしては張り替え工事よりも安く、外観をチェンジできるという点が挙げられます。
また、サクサクと外壁材を貼っていくだけなので、工期も短めです。
外壁を外す際の騒音も無いため、静かに工事を終えることができます。
しかし、デメリットとしては外壁材の内側のダメージを確認できないことから、耐用年数には疑問が残されます。
重ね張りを決める際には慎重に判断しましょう。
まとめ
この記事では外壁工事の種類に注目しながら、各工事の詳しい工事内容や、工事の選び方について解説しました。
外壁工事には4つの種類がありますが、まずは築後10年程度を目安に外壁のメンテナンスを行うことがおすすめです。
ご自宅の外壁が気になる場合には、どうぞお早めにメンテナンスをご依頼くださいね。
長崎県長崎市で外壁工事・屋根工事・水回りリフォームを請け負う株式会社まちのてらす
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