サイディングを使った外壁工事は、どのような工程ですか?
サイディングを使った外壁工事は人気がありますが、実際にはどのような工程で工事が行われているのでしょうか。
美しい外観を演出できるサイディングについて、この記事でクローズアップします。
これから新築やリフォームをご検討されている方は、ぜひ本記事をご参考ください。
サイディングとはそもそもどのような素材?
日本の家屋を支えている建築材の1つ、「サイディング」ですがそもそもどのような素材なのでしょうか。
この項ではサイディング材について紹介します。
サイディングとは、建物の外壁材に使用されている素材の一種です。
日本多くの家屋に使用されている外壁材ですが、その理由には「工事価格が安定している」ことが挙げられます。
ハウジングメーカーなどが多く使用しているため、ひょっとすると今読んでいただいている方のご自宅にも、サイディング材が使われているかもしれません。
サイディング材には、以下に挙げる4つのメリットがあります。
サイディング材の4つのメリット
サイディング材のメリットの1つ目は、「耐候性」です。
雨風や紫外線に対して強い素材でできており、外壁材として優れています。
2つ目は「耐火性」です。
多くのハウジングメーカーは工事費用におけるメリットだけではなく、サイディングが火災に強いという面にも注目しています。
延焼リスクを下げるためにも、耐火性に優れた外壁材を住まいに使うことがおすすめです。
3つ目は「デザイン性」です。
サイディング材は豊富なデザインの演出が可能です。また、塗装を行うため自由な住まいの演出が可能です。
最後に4つ目が「作りやすい」点です。
以前に翻意広く使用されていたモルタルの外壁は、職人の技術が必要でした。
大量生産で安定した品質を供給できるサイディング材なら、仕上がりにムラがありません。
また、サイディングは貼り付けることによって外壁が完成するため、工期が短く済むこともメリットの1つです。
サイディングにはどのような種類があるの?
多くの住まいに活用されているサイディングですが、豊富な種類が用意されていることも特徴の1つです。
では、どのような種類が存在しているのでしょうか。
サイディングは以下の4つに分類されています。
1.金属系サイディング
2.窯業系サイディング
3.樹脂系サイディング
4.木質系サイディング
多くの住まいに活用されているのは、この4つのサイディング材の中でも金属系と窯業系です。
特に近年金属系サイディングは人気が高まっており、金属素材のためメンテナンスの負担が少ないというメリットが好まれています。
防水性も良いことも特徴の1つです。安定した人気があるのは窯業系サイディングで、多くの日本の家屋に使われています。
デザイン性に優れており、レンガやタイルのようなデザインを創り出すことが可能です。
そのため、高級な雰囲気の住まいから、シンプルな北欧スタイルの住まいなどにも、窯業系サイディングが採用されています。
サイディングの外壁工事はどう行う?工程を学ぼう!
サイディングの種類などを紹介しましたが、具体的に住まいの外壁にサイディングを活用するためには、どのような外壁工事を実施するのでしょうか。
この項ではリフォーム時に大活躍している「張り替え工事」に注目しながら工程について紹介します。
サイディングの外壁工事の工程
住まいの外壁が弱くなってきた、外壁のイメージを変えたいと感じたら「張り替え工事」を実施することがおすすめです。
張り替え工事とは、今ある外壁材を取り外し、下地部分の損傷なども補修ができます。
具体的な施工は以下の工程です。
1.足場の設置
サイディングの施工は1階部分だけではなく、2階以上にも行う必要があります。そのため、工程の初期段階には足場の設置工事が行われます。
2.外壁材の撤去
足場の設置が完了すると、張り替え工事の場合は外壁材の撤去が行われます。外壁の内部の腐食などが発見される場合、次のステップで補修をします。
3.外壁内部の補修
外壁材を設置してしまう前に、まずは内部の補修工事を行います。雨漏りが発生している場合も多く、紫外線によるダメージが建材の内部にまで及んでいるケースもあります。丁寧に補修を行い、外壁材で蓋をしたあとも綺麗に保てるように改善します。
4.外壁材の設置
補修が終わると、新しい外壁材としてサイディングの設置を行います。下地を丁寧に設置し、防水シートを施工後にサイディングの貼り付けを勧めます。サイディングはお住まいの外壁の形状に合わせてカットされています。設置後は、外壁材と外壁材の間の隙間を埋めるために、シーリングと呼ばれる樹脂を注入します。
5.足場の解体
サイディングの貼り付けが終わると、最後に足場の解体をして完了です。
重ね張り工事との違いは?
外壁工事のなかには、今回詳しく解説をした張り替え工事のほかに、「重ね張り工事」と呼ばれる工事もあります。
この工事は既存の外壁材の上から、外壁を重ね張りする工事です。
つまり、張り替え工事とは異なり既存の外壁を解体しません。
重ね張り工事はカバー工法とも呼ばれており、既存の外壁をカバーしていきます。
破損や汚損である程度補修ができる範囲があれば、補修は行いますが、下地の内側の腐食はそのままとなるため注意が必要です。
なお、重ね張り工事の場合にも、足場の設置は必須です。
外壁工事はいつするべき?
外壁工事の工程について解説しましたが、外壁工事は新築時以外では一体いつ施工を決めるべきでしょうか。
外壁工事のポイントは2つに分けられます。
まず1つは「塗装の寿命」です。
サイディング材は外壁塗装を必要とする素材です。
外壁塗装に使用される塗料は、施工後10年程度経過すると寿命を迎えるため、再塗装の工事を検討するべき時期を迎えます。
塗料にひび割れが見つかったり、塗膜の剥がれが発見されたら、まずは「塗装工事」を検討しましょう。
次に2つ目は「外壁材本体の寿命」です。
サイディングは20~40年程度で寿命を迎えるとされます。
雨漏りが起きやすい状態になるため、設置後20年程度を迎えたらまずはメンテナンスをすることがおすすめです。
まとめ
この記事では外壁工事について、「サイディング」を使う際の工程について中心に、詳しく解説を行いました。
外壁材でも断トツの人気を誇るサイディングは、工事費用も安定しており、機能性にも優れています。
リフォームの際にも重ね張りや張り替えのシーンで大活躍してくれる素材です。
外壁材の設置、リフォームについてはどうぞお気軽にお問合せください。
長崎県長崎市で外壁工事・屋根工事・水回りリフォームを請け負う株式会社まちのてらす
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